高知に旅行に、と


高知に五日間旅行に行っていた。
旅行に行く前の日に新宿でにたないけんのジョズエのライブを見に行った。
対バンのブルボンズの人が「もっと大きなものと戦え」と言っていた。
なぜか相撲の嘉風関のことも思い出した。

ジョズエのライブは良かったからCDを買った。
しゃべるなポーラ、というジョズエで最初のアルバムで、
帰ってパソコンに入れてから携帯へ入れて旅へ持って行った。

高知で毎日ジョズエを聞きながら過ごした。
高知ではいつもは田んぼのあぜ道を歩いたり海辺を散歩するのが主なので音楽は聞かないが、今回は鈴虫の声を聞く合間にもヘッドホンでジョズエを聞きながら歩いた。

こんなにも前を向かせる音は無かった。
ライブとCDはいくらか音のバランスが違うが、それぞれに良さが有った。
何より、三十歳も過ぎた男がバンドを解散してまたバンドを組んで、そしてまた前よりもいい音を出しているなんて、と思った。四十間近の自分の人生と、バンドマンとして三十を越えて解散してそして、という部分が重なった。

五日間のんびりしたり、ギターを弾いたりしながら過ごした。
ジョズエに触発されて土曜日に石井さんとスタジオに入ることにしたので、曲を仕上げたかった。できかけの曲が有った。なんだかんだ段々煮詰まって来て、帰り間際の空港で最初に出来た時の歌詞を見たら、なんだ、こっちの方がいいじゃん、となった。

ブルボンズの人が言っていた、「もっと大きなものと戦え」についてずっと考えていた。最初は、ああそうか、そうだな、細かい事にばかり気を取られ過ぎていたな、ツイッターで流れて来るちょっとイラつくことなんて小さい、思えば原発も総理も小さい、もっと大きなものって何だろう、憎悪とか恐怖とか惑いとか、そしたら対抗は友愛とか勇気とか覚悟だろうか。優しさ?なんて思いながら、ああそうだな!と思ったり、うーん、でもなにか、、と思いながら時々考えていた。

旅行の終盤コン詰めて曲作りをしていた(オマケに最初の方が良かった)ために最終日の今日は結構疲れていた。横浜に帰宅していつものスーパー銭湯に行った。フイに思い出した。ヴィレッジヴァンガードで店長をやってた頃、上司が店にやって来て、「君のテーマは何?」と聞かれて、答えた言葉を。それも咄嗟に出た言葉だった。生命の肯定だとか、自然への畏敬だとか、世界一面白い店を作るだとか、アタマで考えた後に作った言葉はその頃も今も持っているけど、その時は反射的に出て来た。後で、随分固い言葉だなあ、と思ってその後はそんなに使わなかった。なんでか風呂に入っていたらその言葉がまたフイに出て来た。考えてみればきっと、生命の肯定だとか自然への畏敬なんてのは、この言葉より小さいんだろう。風呂から帰って、「節約」と書いた紙を壁から剥がして、その言葉を書いて貼った。

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by toshiokake2 | 2017-09-28 17:05 | Notes
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