完璧な中年の夜


すこし前に風邪をひいていた頃、
鼻をかみたくてティッシュを引き出そうとするが、
いくら引っ張っても出てこない、
という夢を見た。

起きたら、
そのころ読んでいたジブリの鈴木プロデューサーの本が、
いくらか破れていた。

それはいい。
それはまあ、わかる話。

今朝は、
起きがけに見た夢で、自転車の前輪がパンクをしていて、
そのあと起きて自転車で出かけようとしたら、前輪がパンクしていた。

おぉ。
これはびっくりだが、
こういうことが起こる確率はどれくらいだろう?

さて。

今日は夕方から宅急便のバイトに行っていて、
そのあと元の家庭へ顔を出して娘と会っていた。

娘の寝る前の本読みに付き合い、
いっしょに寝たい、と言われたがそれは元奥さんに叱られるので、
帰って来た。

帰る前に近所のスーパーに寄って、ビールを買う。
半額になっていた焼き鳥を買う。
これも半額のミニ天丼、稲荷寿司を買う。

あんまりお金を使っていい立場ではないので、そうしたものを買う。

帰って焼き鳥をレンジにかける。
ミニ天丼もすこしレンジにかける。

その間にプロジェクターをセットして、
ゴッドファーザー2のコメンタリーを見る。
ビールを飲みながら。つまみを食べながら。

あまりにも完璧な光景だなと思う。

淋しい独り者の夜。

でも淋しいと言うほど淋しくもなく、
しかしもちろんHappyでもない。

ゴッドファーザー2は特に、
妻に見限られ家庭を失ったマイケル、アル・パチーノ、の孤独が色濃い話なので、
よりハマる。

それを見ながら半額の焼き鳥とビールを嗜むこの光景、
あまりにも完璧な中年の光景だな、
と思って、

画像を撮ってtwitterにupしようとするが、

ちょっと淋しさ出すぎちゃってるな、、と思ってやめる。

そしてビールを飲んでコメンタリーを見て煙草を吸ってこれを書いている。

わざわざ人に言うほどでもない哀愁。

哀愁と言うほど淋しくもない哀愁。

「生きてるんだか死んでるんだかわかんないような日々が、、」と、

誰かが言っていた。

ほんとうに中年というのは、
そういう日々が多い気がします。



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by toshiokake2 | 2017-08-29 23:07
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