午後5時半の空に


空に月が出ている。三日月。ちかくに星も1つ出ている。

午後5時35分。とっぷり暮れる前の、夕焼けの残った空。
赤と朱色と薄紫、深い青のグラデーションが美しい。

水道のバイト今月初日、つつがなく終えた。

体調がいい。まったく疲れてない。気持ちいい。
ほんとう天職かとおもう。

プラネテス、という漫画で、
主人公ハチマキの伴侶になる人、タナベ、の、お父さんが、風車のメンテナンスをする仕事をしていた。一面だだっぴろい平地で、一面の風車。風力発電の。

当時は、
20代前半のころそれを読んだときは、
なんでこの人こんな仕事してんだろ、つまんなそーだな、と思ったけど、
一方で、
ブルーハーツを鼻歌で歌いながら風車のメンテナンスをするその姿に、
なんとなく感じるものがあった。のかもしれない。
差し込まれるシーン、
お父さんのかつての姿はハードコア・パンクロッカーだった。

今では、
ここ数年前ぐらいからは、
あの風車のメンテナンスをするお父さんの姿が脳裏をよぎる。
あんな暮らしもいいなあ、と思うようになった。

今ぼくは、
水道のメーターを見て回る仕事をしている。

それだけ聞くとつまんなそーな仕事。

でも一人で、
お日様の光を浴びながら、
都会ではあるけど自然の気配や風を肌で感じながら、
一日をマイペースですごす。

知らないうちに、
あのお父さんに似て来ている。

そう言えば、
むかしまだ中学生だったころ、
小さなビデオ屋さんで、小さなカウンターに日がな一日座って、たまに来たお客さんと好きな映画の話とかする、というお爺さんになれるといいなあ、となんとなく思っていた。そんなに本気ではなかったけど、気がつくと、本やCDや映画のポスターがあるお店で働くようになっていて、10年つとめた。終わったあとも、そんな喫茶店を3年やっていた。

自分の中では、
思いをずっと持っていて、つなげた、ようなことではないのだけれど、

気がついて振り返ると、そうなっていた。

なんとなくこの先も、
そういうふうになって行くのかな、と思ったりもします。

・・・

月の光ってない部分が、
数か月前から妙によく見えるようになりました。

見えるようになったのか、
見えていることに気付くようになったのか、、

どういうことなのか、よくわからないけど、よく見えます。



いい一日でした。





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by toshiokake2 | 2017-02-01 17:55 | Notes
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