日記20170124


水道の仕事を5時過ぎに終えて、なんとなくそのまま帰りたくない気分になって、臨港パークへ。駐輪場に自転車を停めて、自動販売機でコーヒーを買う。KIRINのFIRE。

このFIREは20年くらい前に出たての時は、それまでのほかの缶コーヒーには無い香ばしさで好きだったのだけど、しばらくして路線変更したのか、そういう良さがなくなっちゃって、買うのをやめていた。今日は仕事あけで疲れてたこともあり、甘い缶コーヒーが飲みたくなったので、そこにあった自販機のFIREから選ぶ。何種類かから香ばしそうなやつを選んで、ボタンを押したら、あ、ブラックだ、、まあいっか。

飲んでみたらうまい。香ばしいじゃん。と、むかしのことを思い出したので先ほどの記述になっております。

海辺で缶コーヒーを飲みながら座って煙草をふかす。あの人のこと、あの人のこと、それからあの人のことを想う。とりとめもなく。このblogの文章が勝手に頭の中で構築されて行く。楽しいようで、それが少しイヤな気分もある。いまそんなこと考えなくていいじゃん、と。海を眺める。対岸の工場地帯の灯りを眺める。この世界に言葉がなかったら、どんなにか世界は美しいだろう、と、しばしば想う。この時間にこんな言語上の思考は要らない。

言葉がない世界を想うと、肩の荷がなくなってラクになる。こういうことは時々ある。そもそも僕は普段こんなしゃべり方はしていない。なんだろう、なぜだろう、カッコつけてんのかな、うーん、でもそれだけでもない気がする・・こっちが偽物というわけでも・・。

言葉とは義務だ。義務と権利は常に表裏一体で、権利を手に入れたと同時に義務もしょってしまう。言葉のない世界のことを想像するとラクになる。自然と微笑む。

むかし少しだけ付き合ってた彼女と、水族館に行ったことがあった。僕は水族館の静かで暗い雰囲気が好きで、ただ黙って、あまりしゃべらず、おっとりと過ごした。あとで彼女に、「ケンさんはあれで楽しかったの?」と聞かれた。楽しかったのだけど、そう見えなかったのかな。好きなコと一緒に水族館でゆっくり静かに過ごすなんて、最高じゃない。と思うんだけどな。それとも僕の顔が彫りが深くて、黙ってると不機嫌みたいに見えるからだろうか。(これは僕の父もそうだし、親子でソンしてる顔だと思います。)

彼女はピアノを弾く音楽学科の女の子で、綺麗で可愛い人だった。きっと僕はあの子に、家でピアノを弾いてゆっくり過ごすような家庭は用意してあげられなかっただろうから、別れて良かったんだな・・、と、何年かに一回、思い出しては、そんな風に思います。

冬の海辺で缶コーヒーを飲んでいると、あっという間にぬるくなり、あっというまに冷めて行く。指先も少し冷たくなって来た。病み上がりの体で長居する場所じゃないな、と腰を上げる。帰路へ。



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by toshiokake2 | 2017-01-24 18:29
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