僕のトラウマ


きのう人と話していたら、
たまたまこの話になったので、
書き記しておこうかと思います。

母親に認められたいと思うこと、
母親に認められなかったと思うこと、
そして僕の人生についての話です。

もしかしてこれを僕の母親が見ることがあったら、
傷ついたりするかもしれなくて、それは心配なのですが、
とくにあなたのことを恨んではいない、気にしないで、ということは先に言っておきたいです。でもごめんね。

・・・

なんだか大仰になってしまいましたが、

まあ、よくある話、たいしたことのない話です。

お茶のアテにでも。

・・・

僕はお勉強のできる子供でした。

母は教育熱心な---これもいま思えば彼女の環境と時代背景に翻弄されていた歪なものだったと思えるのですが---、教育熱心な人でした。

僕は、
小学校低学年から公文式、
4年生から塾に通うようになり(これは僕が「行きたい」と言ったそうなのですが、記憶がありません)、
成績が良かったので、一学年上のクラスに編入されていました。あ、さらに一学年上にも入ったけど、それはついていけなくてまた戻ったな。あはは。

で、
まあ本人としては、なんとなく「お勉強できるとなんだかよくわからないがラクチンな人生が送れるみたいだ」「塾イヤだけどサボると怒られるから行こう(当時ゲームセンターに登場した「ファイナルファイト」のために塾を何度かサボって、先生にビンタされた覚えがあります。)」「なんか僕成績が良くて鼻が高いぞ」
とか、そんな気分で通ってるわけですが、

本人は、
「お勉強できるとなんだかよくわからないがラクチンな人生が送れるみたいだ」
と自発的に思って行動を選択しているつもりでも、
振り返ってみると、
その思考自体が親から与えられた価値判断基準にのってるわけですし、

ひらたくいうと、
親に認められたくて塾に通って、
親に認められたいからいい中学に受かろうと思っていて、

もうとにかく、

親に認められたいから、
イヤな受験勉強もやっていた、

というのが、いま思えば一面の事実だと思うのです。

・・・

それで、

お勉強のできた僕は、
中学受験を迎えるのですが、

高知県という地方都市に住む僕は、
当然高知県の中学校に行くと思っていたのに、

お勉強ができるので、
東京やらの偏差値の高い中学校を、
塾の箔付けのために受けることになるのです。

これは、
親としてはもちろん子供の可能性は見てみたいので、
塾からススメられれば受験させるんですよね。
僕もまあ、「受けたい」って自分から言ってるつもりで言うんですけど、いま思えば言わされてますよね。

そんでまあ、
なんかしんないけど東京のある中学校に受かってしまって、
さあどうしよう、となるわけですよ。

その中学校は大学までエスカレーター式で、
母親もそこを僕にススメていましたし、
僕ももう受験勉強なんぞしたくなかったので、
受かったからには、そこに行きたい、もちろん母も賛成するだろう、というのが僕の考えでした。

それで、
その中学校に行くことになりそうだったのですが、
そのとき、まだ、
高知県の中学校の入試がのこってたんですよね。

僕はぜんぜん受けるつもりなかった、
だって、
お母さんもススメていた学校、僕も行きたいと思っていた学校に受かって、いまさら高知県の中学受ける意味ない。

でもそんなとき、
僕の家の中で、密談が行われているのを聞いてしまったんですよね。

隣の部屋で、
母と祖母が話している。
どうも祖母は、母に対して、僕を東京にやるな、と言っていて、
母も、そうする、と言っているようだ。

これはまあむかしの記憶でもあるので、
いくらか変質している可能性もあるし、
なんなら夢かもしれないのですが、

まあでも、
たぶんだいたい本当かな?と思います。

で、
これを聞いたとき、 なんてことだ! って思うじゃないですか。

母に認められたくて、
母のススメる学校に受かって、
やったー、
って思ってるのに、ヒドい裏切りですよ。
(当時の僕からすれば、ということで。今の僕から見れば、母の心中も察する部分があります。)

それで、
母と祖母は僕に高知県の中学校を受験させようとしてたのですが、
僕は頑として断り、
結果、僕を東京の中学に行かせるしかなくなって、僕は東京に来たんです。
正確に言うと、横浜に来たんです。

まあたぶん、
僕のトラウマというのはこれがけっこう大きくて、
その後の母との関係を左右した気もしますし、
んー、
でも書いてて思ったけど、まあ関係あるかないかわかんないスね。あはは。
反抗期の男の子だったらそんなもん、
反抗の理由を探せば一つぐらいはこういう話が転がってる、という気もします。
わかんないっす。

なんの話だったんだろ・・ 大仰に始めたのにすいません・・


あ、

で、その後僕はその念願のエスカレーター式の中学に入って、首尾良くエリートコースを歩んでラクチンな人生を送るはずだったのですが、これがまあ賢い人たちの中学というのは地方で僕が想像していたようなものとは違って、いろいろな人がいるわけです。そんな中にいるうちに僕の価値観は180度近く反転して、いまに至る、というかんじです。(あ、あと単純に勉強しなくなったので成績落ちてドロップアウトしました。)

まあ自分ではこの人生わりと気に入ってますが、
僕が学歴と関係ない仕事を選んだり、
いまこうした仕事をしていたりするのも、
もしかしたらあの時のトラウマのリベンジ、みたいな意味合いもあるのかな、と、
ふと思う時もあります。

まだまだ子供ですね。ははは。


なんだかんだ、

いま僕が音楽が好きだったり、畑すこしやってたり、芸術が好きだったりするのは、母の影響が大きいのですけどね。親子ってそんなもんかなと思います。




[PR]
by toshiokake2 | 2016-03-29 09:46 | Notes
<< 背中合わせ 雑記 >>