POPの描けない本

いま自分が36ですから、この本にお目にかかったのは3年と半年前、32才のころでしょうか。ちょうどその年のアタマあたりにはそのころ勤めていた、10年近く続けた会社を辞めることを決め、さてつぎは何をやろうか、半年ほどフラフラしてみようか、と思っていたころのことです。

そのころ勤めていたのは駅ビルの2階にある本屋兼雑貨屋で、ひとつ上のフロアには大手の大規模本屋がありました。まあ辞めることも決めてるしフラフラと仕事に気合も入らないまま、フラフラと階上の本屋へ上るエスカレーターに乗りまして、タラタララと上っておりますと、そこはもうワンフロア全てその大型書店なものですから、エスカレーター上がったその目の前に、書店の棚が見えて来るワケです。

そこで目が合ってしまったのですね、この本と。
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「ぼくはお金を使わずに生きることにした」すごいじゃないですか。オビがまたすごい。『この実験で証明したいのは、お金がなくても「生き延びられること」ではなく「豊かに暮らせること」だーー』

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もう気になっちゃいますよね。そして何よりこの表紙。この人のこの佇まいを見てしまったら、ほかに語る必要のあることなんて無いと思うんですよ。POPなんて必要ない。

だからこの本には、僕も今のお店では最初POPをつけてたのですけれども、この表紙とこのオビを僕のPOPで隠すのはバカみたいだなと思って、そのとき描いてたPOPは外したんですよね。でもなんか何もつけないのもアイデンティティに関わるので、ずいぶんショボくれたPOPが今は小さくついていますね。あるかないかわからない程度の。

自分の思い入れが強い本に限って、POPが描きにくいということはよくあるようです。そんなこんなで、今日の today's pick up は「ぼくはお金を使わずに生きることにした」マーク・ボイル です。
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by toshiokake2 | 2014-08-07 14:00
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